2024年7月9日、KENDRIX YouTube公式チャンネルに新規動画を公開しました！
公開された動画の内容を、KENDRIX Media でもご紹介します。

KENDRIXの詳細は KENDRIXがアップデート！～音源類似チェック機能（α版）を追加〜、KENDRIXがアップデート！～IPIナンバー取得申請機能を追加〜をご覧ください。

KENDRIXは「すべての音楽クリエイターが Creation Ecosystem に参画できる世界へ」というコンセプトで開発された、誰もが簡単に利用できる音楽の権利のDXツール。

ブロックチェーンと呼ばれる技術を用いて、いつ誰がその音楽ファイルを所有していたのか、という楽曲の存在証明を発行できるサービスを提供しています。さらに、JASRACに著作権の管理を委託する契約（信託契約）の締結や作品登録まで。これらをすべてKENDRIXで行うことができます。

「音楽ができるまでをのぞいてみた」では、KENDRIXの利用が想定される音楽制作の現場をご紹介しながら、音楽クリエイターの方に役立つTipsや考え方をご提供していきます。

ナビゲーターは、KENDRIXの開発にもご協力いただいたWatusiさん（COLDFEET、NAZWA!）とエンドウ.さん（GEEKS、月蝕會議）です。

第15回となる今回は、エンドウ.さんがナビゲーターとなり、ボカロPねじ式さんのプライベートスタジオを訪問しました。

楽曲『Copyright』の制作過程について解説していただいたほか、プロモーションや著作権管理まで、これぞ「ねじ式」という活動スタイルを教えていただきました。

（ねじ式さん プロフィール）
・2013年8月6日に『六等星の夜』を投稿しデビュー。
・初投稿以降、20作連続で毎週火曜日に新曲を投稿した事から「火曜日P」とも呼ばれる。
・作詞・作曲だけでなく、楽器演奏も自ら行っているマルチプレイヤー。
・『フリィダムロリィタ』『Ice breaker』『ピニャコラーダ』『心壁サチュレーション』『月の裏側』など数々の人気曲を制作しながら、リスナーと直接コミュニケーションをとることにも注力、ニコニコ超会議をはじめ各地で開催される同人イベントやライブ、 DJイベントにも積極的に参加している。その活動範囲は国内に留まらず、台湾や香港でも多くのファンに支持されている。
・各種大学、専門学校、高等学校のゲスト講師、講演、著作権に関するオンラインサロンのコメンテーターなど、講師業も積極的に行っている。
・2024年6月、JASRAC理事に就任。
https://www.nejishiki.com/
https://x.com/nejishiki0221

『Copyright』はもともと演劇作品に書き下ろした楽曲。台本の世界観をもとに詞を書き、さらに演劇のテーマであった「アンドロイド感」を曲に落とし込んでいったという制作手法を特別に解説していただきました。

「アンドロイド感」を出すために細部までこだわったボカロの調声も、DAWデータで特別公開。

さらに、ボカロにとって重要なイラストと動画の発注や歌詞の多言語翻訳に関するねじ式流セルフプロモーション術も必見です。

ねじ式さんは、2024年6月にボカロP初のJASRAC理事に就任されました。

楽曲制作だけでなく、楽曲マネージメントや著作権管理など、すべてご自身で対応されているというねじ式さん。楽曲を公開する前からJASRACへの作品届の提出準備を始め、バズる前の印税取りこぼしを防いでいるそうです。

収録の最後には、エンドウ.さんからねじ式さんにKENDRIXを紹介していただき、既にJASRACと信託契約を締結しているねじ式さんには「JASRACメンバー向けアップグレード申込み」機能を使って、アカウントをベーシックからビジネス＋にアップグレードしていただきました。
ねじ式さんは『Copyright』の音源をKENDRIXに登録して存在証明を取得・公開していただくだけでなく、そのままKENDRIXからJASRACに作品届を提出することも体験・披露してくださいました（ねじ式さんにご登録いただいた『Copyright』の存在証明ページはこちら）。

この動画が音楽クリエイターの方々にとって、創作活動や KENDRIXを利用するヒントになれば幸いです。
ぜひ動画をご覧いただいて、よろしければチャンネル登録と高評価をお願いいたします。
※動画の視聴時には、ベース音などをしっかり確認できるヘッドフォンやスピーカーのご利用をオススメします。

KENDRIX Presents 音楽ができるまでをのぞいてみた Vol.15 ねじ式 × エンドウ.

TEXT：KENDRIX Media 編集部