WELCOME TO THE PYRAMID
~おとぼけビ~バ~ がやってきた!(前編)
(Intro)海外でも人気なバンドがJASRACのことを歌っているのもピラミッドのせい?
おとぼけビ~バ~というバンドがJASRACのことを歌にしている、という情報をキャッチした。
おとぼけビ~バ~といえば、高度な演奏力と歌唱力で繰り出される変則的かつ中毒性の高い楽曲群と、圧巻のステージパフォーマンス、インパクトのあるビジュアルで国内外のオーディエンスを魅了する京都発のバンドである。
世界最大級の音楽見本市「SXSW2017」への出演を皮切りに各国のフェスに出演、UK、ヨーロッパツアーを敢行するなど、インターナショナルに活躍しだしたところでコロナ禍に。
そんなおとぼけビ~バ~が、2022年5月6日にリリースしたアルバム『SUPER CHAMPON』には、『あなたとの恋、歌にしてジャスラック』というタイトルの楽曲が収録されている。
JASRACの屋上にあるピラミッドには「ヒップホップ・アーティストを魅惑して誘引する効果」があるとお伝えしたばかりだが、我々は新たな効果を確認してしまったのかもしれない。
このピラミッドには「アーティストを刺激してJASRACに関連する楽曲の創作を誘引する効果」もあるのではないか。
真相を確かめるべく、『SUPER CHAMPON』リリースツアーのために上京されたおとぼけビ~バ~の皆さんを、ピラミッドにお招きした。
2022年9月2日の恵比寿リキッドルーム公演の翌日のことである。
(プロフィール)
おとぼけビ~バ~
左から、かほキッス(Dr.)、よよよしえ(Gt.)、あっこりんりん(Vo.)、ひろちゃん(Ba.)
立命館大学ロックコミューン内にて、あっこりんりん、よよよしえを中心として、2009年に結成。
2018年7月より現体制へ移行。
2016年以降、イギリスのDamnably Recordsから音源をリリース。
2016年UKツアー以降、毎年のようにUKツアーやヨーロッパツアーを敢行。
大規模フェスへの出演も多数(2017年、2019年のSXSW、2018年のコーチェラ、2022年のプリマベーラ・サウンドなど)。
(Track 1)リキッドルームの余韻
何かきっかけを見つけたら、音楽クリエイターやアーティストの方にとにかく絡んでいこう、という魂胆からこの企画は始まっておりまして。
前回は、ZEN-LA-ROCKさんがJASRAC屋上のピラミッドに興味を示されたことをきっかけに、半ば無理矢理ピラミッドまでお越しいただいたのですが。
一応企画の趣旨に沿ってお聞きするんですけど、なにかピラミッドとのご縁とか、ございますか?
よよよしえ(以下よしえ):ピラミッドでご縁ですか。ぶっちゃけないですけど(笑)。
無理やりお話ししますと、私たちもともと京都・大阪を中心に結成されているんですが、大阪に「エジプトレコーズ」っていうレコード屋さんがあるんです。そこから自分らのCDも出してたんですけど。
そのエジプトレコーズのレジ横にエジプトの楽曲を集めた無料のCD-Rが置いてあって、おもしろかったなあと…それを今思い出しました。
予想外にちゃんとしたエピソードで感激しています。
よしえ:… ありがとうございます(笑)。
よよよしえさん
本日はとにかく、JASRACの歌のことをお聞きしたいんですけど、その前に、昨日のリキッドルーム公演はいかがでしたか。
よしえ:2022年1月に渋谷クアトロでやらせていただいて、そのときに何気なく「次はやっぱり一番でかいハコ、リキッドルームだね」みたいに、軽い気持ちで言ってたんですけど。そこからちょっと自分たちも火が点いたし、周りの人にも助けてもらって、ちょっとケツ叩かれたようなところもあったんですけど。
実際にステージに立ってみると、めちゃくちゃ気持ち良かったなっていうのが一つ。それとコロナ禍で、お客さんが全くいないライブハウスで配信ライブとかもやってきたので、ようやく満員のリキッドルームの景色を見れて、本当に感無量でした。
あっこりんりん(以下あっこ):私は「リキッドルームでやらないか」っていわれたときに、今までやったことのないキャパだったので、ちょっとおじけづいたりもしたんですが、この2年間ライブができなかったので「なんでもやったる」みたいな気持ちもあって。
「じゃあちょっとやってみるか」って感じで実際にやってみたら、こんなにたくさんの方が私たちに期待してくれてたんだなっていうのがめちゃくちゃ嬉しくて。気合も入っていたので結構一瞬で終わったライブでしたね。やっぱりリキッドルームは自分にとって特別な節目でした。
あっこりんりんさん
ひろちゃん(以下ひろ):今回はキャパ数もそうやし、私たちの中でも最大の曲数でやってるんで、いろんな面で不安が多くて。ステージに立つまでソワソワしてたんですけど、ステージに立って満員の客席を見たら安心してライブができました。
あと、私は結構お客さんの顔を見ながらライブしてるんですけど、見たことない人がすごく多いなと思って。今回のリキッドは、初めて見た方、特にSNSでおとぼけビ~バ~に興味を持って来てくれたような方もいたんで、そういう方も一緒に盛り上がってくれて良かったなあと思いました。
ひろちゃんさん
かほキッス(以下かほ):リハが始まる前までは、そんなに緊張してないかなあっていう感じだったんですけど、いざ本番を迎えたら、途中から右半身がつってしまって(笑)。あーどうしよう、と思ったんですけど、何とかやり切ることができて。やっぱり自分にすごいプレッシャーがかかってたんだなって、後から気づきました。
開演前とかも、色んなアーティストの方が楽屋までご挨拶に来てくださったり。あんまり今までそういう機会はなかったので、これまでとはちょっと違うところにいけそうだなという実感もありました。
あっこ:本番前にいろんなことが立て続いて、ちょっと私らとしてはいつもと違うので、精神を落ち着けるのが大変でした(笑)。
今後はそういうことが当たり前になっていきそうですね。そして、かほさんがそんな状態だったのも驚きでした。
かほさんが以前「難しい曲」とおっしゃっていたのが、『あなたとの恋、歌にしてジャスラック』と『携帯みてしまいました』だと思うのですが、昨日はこの2曲を続けて演奏されましたね。
かほ:昨日の本番前に受けた別のインタビューでも、やっぱりその2曲を挙げさせてもらいました。
『あなたとの恋、歌にしてジャスラック』は見ごたえもある曲なので、おとぼけビ~バ~がこの曲を演奏することで、JASRACと世界との距離を縮めていければいいなと思います(笑)。
かほキッスさん
今日は事情聴取するつもりだったんですけど、そんなこと言われたら…。
こんなにありがたいことはないです。
よしえ:いえいえ、こちらこそこんなに素敵なところにお招きいただいて(笑)。
あっこ:ワンチャン、バレるかな? ぐらいに思いながら、JASRACの歌を作ったんですけど(笑)。
かほ:5月の下北沢シェルターのライブにJASRACの方が来られて。びっくりしました(笑)。
よしえ:お金取られるかと思いました。
あっこ:さらば青春の光のコントで「手を挙げろ、JASRACだ!」っていうネタがあって。
それを見てたんで、来はったときにめっちゃ「はっ」(両手を挙げる)て(笑)。
(Track 2)北米ツアーでさらにパワーアップ
昨日は『SUPER CHAMPON』リリースツアーでしたけど、新曲を3曲も披露されてましたね。
さらにこのあと北米ツアーですけど、何か特別に仕込まれたりされるんですか。
あっこ:国内のリリースツアーは明日の名古屋で終わりますけど、9月もまだまだライブがあって、最後は長野(りんご音楽祭)に一時間だけ行ってすぐ帰ってきて、翌日くらいにアメリカに出発っていう。荷造りがめちゃくちゃ心配です(笑)。
それは、とにかく無事出発するのが一番大切って感じですね。
あっこ:いつも通りライブで鍛えていってアメリカの準備をしてっていう。
よしえ:ニューアルバムもライブで磨き上げられていくみたいな部分があると思うんで、まさにここから『SUPER CHAMPON』も良くなっていくと思うので、日に日に楽しみにしていただければ嬉しいです。
『SUPER CHAMPON』の楽曲もまだまだ磨かれていく感じがするんですか。
あっこ:出したのは今年なんですけど、曲は2020年ぐらいからできている曲もあるので。それも後でレコーディングしてから、ちょっとここ変えたいなとか、地味にやってる。
これまでのアルバムは、リリースしてからライブでどんどん磨いて、というお話は以前もされていましたが、コロナ禍に制作された『SUPER CHAMPON』はリリースまでに練り上げる時間があったとお聞きしていたので。
あっこ:なんですかね、やりまくって単純に上手くなってきたよな。
よしえ:もっとここを詰めれるというか、息の合い方がもっとタイトになっている感じがします。
昨日のライブでも、なんであれでバンッて曲を始められるんだろう、って。
あっこ:ね、なんで始められるんすかね。
北米ツアーですが、めちゃくちゃ大変ですね、この日程。
あっこ:こんだけの本数やるのがちょっと初めてなんで。何よりも健康第一に、体調管理には気を付けないとって思ってます。
18日から22日まで5連チャンです。
あっこ:最後のほう、やばいです(笑)。さらにそのあと日本に帰ってきてからも結構連チャンで。
かほ:多分1回ツアー中に落ちるときはある(笑)。
よしえ:1時間セットをほぼ毎日やる、みたい感じなんで。リキッドルームみたいに37曲はやらないですけど、1ヶ月後にはパワーアップしていたいと思います。
中編 につづく
中編以降では、おとぼけビ~バ~のこれまでの軌跡、音楽的なバックグラウンド、『あなたとの恋、歌にしてジャスラック』の制作秘話などに迫ります!
SUPER CHAMPON TOUR 2022 -North American Tour-
No. | 日付 | 都市 | ベニュー |
1 | 9月30日 | トロント | Lee’s Palace |
2 | 10月2日 | フィラデルフィア | Johnny Brenda’s |
3 | 10月3日 | ボストン | The Sinclair |
4 | 10月5日 | ブルックリン | Music Hall of Williamsburg |
5 | 10月6日 | ワシントン | Union Stage |
6 | 10月8日 | シカゴ | Empty Bottle |
7 | 10月9日 | シカゴ | Empty Bottle |
8 | 10月11日 | デンバー | Globe Hall |
9 | 10月14日 | シアトル | The Crocodile |
10 | 10月15日 | ポートランド | Doug Fir Lounge |
11 | 10月16日 | ポートランド | Doug Fir Lounge |
12 | 10月18日 | サンフランシスコ | Great American Music Hall |
13 | 10月19日 | ロスアンゼルス | Echoplex |
14 | 10月20日 | ロスアンゼルス | Echoplex |
15 | 10月21日 | サンディエゴ | Casbah |
16 | 10月22日 | サンタアナ | Observatory |
17 | 10月25日 | オースティン | Mohawk |
18 | 10月26日 | ダラス | TREES |
おとぼけビ~バ~『SUPER CHAMPON』
(2022年5月6日リリース)
TEXT:KENDRIX Media 編集部
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