Thinking for Future of Music SESSION1 を開催!
毎年9月9日に制定された「ダンスミュージックの日」を含む1週間、DOMMUNEでのカンファレンス・DJプレイ、その他会場でのライブ、J-WAVE「TOKYO M.A.A.D SPIN」などが連動しながら開催されるリアル&オンラインイベント「TOKYO DANCE MUSIC WEEK」(TDMW/主催:一般社団法人JDDA)。
2023年9月4日(月)〜10日(日)で開催されたこのTDMWのプレイベントとして「Thinking for Future of Music SESSION1」が、7月21日(金)に開催されました(主催:一般社団法人JDDA、共催:株式会社Piic)。
会場は、KENDRIX Mediaの取材にもご協力いただいたことがあるライブハウス「下北沢ERA」。
KENDRIXも協賛して行われたこのイベントは、以下のような三部構成でした。
第一部:出演バンドによる「音楽ができるまでをのぞいてみた」公開収録
第二部:カンファレンス
第三部:出演バンドによるライブ演奏
当日の出演バンドがステージ上で新曲の制作プロセスを解説する第一部のあと、第二部を挟んで第三部では、第一部で解説したばかりの新曲を含むライブ演奏を行うという実験的なイベントです。
SESSION1の出演バンドは、いとうせいこう is the poet(ITP)!
第二部は、下北沢に根付いた音楽の発信源それぞれから代表が登場!
LOFT PROJECT加藤梅造社長とUK.PROJECT遠藤幸一社長が、Watusiさん・Naz Chrisさんとともに、インディーシーンにおけるライブとリリースの歴史、そして未来を探るトークを繰り広げてくださいました。
そんな「Thinking for Future of Music SESSION1」の第一部から第三部までの様子をご紹介するYouTube動画三本をご紹介します。
創作意欲を掻き立てられ、音楽の未来に想いを馳せ、素晴らしい演奏も楽しめる同イベントを映像で追体験してください!
第一部:「音楽ができるまでをのぞいてみた」公開収録
出演バンド:
いとうせいこう is the poet(ITP)
小説家、タレント、そして日本語ラップのパイオニアとして音楽活動も続ける才人、いとうせいこうが率いるダブポエトリー・ユニット。小説や詩、演説などの一節を、経験豊富な演奏者の奏でる即興音楽に合わせて読んでいき、常にそれをダブ処理することで音と言葉を拮抗させていく。唯一無二、一期一会の演奏スタイルで会場を魅了し、踊らせる。2022年には満島ひかりをゲストボーカルに迎え、フジロックフェスティバルや朝霧JAMに出演。T.F.M.ではDub Master Xが担当するDub Mixにも注目。
(当日出演メンバー)
いとうせいこう (Words)
Watusi(Ba/COLDFEET)
會田茂一(Gtr)
佐野康夫(Dr)
龍山一平(Key/Tariki Echo)
コバヤシケン(Sax)
SAKI (Tp/MAYSON’s PARTY)
Dub Master X (Dub Mix)
この日のライブ(第三部)で初披露する『新曲』(のちにタイトルが『一本の樹木は森である』に決定)の制作プロセスを、ITPのメンバー自ら実演を交えながら解説。
ダブ・ポエトリーとは、なぜラップではなくポエトリー・リーディングなのか、息の合った演奏の秘訣とは、そもそもダブとは、、、
PAブースにもカメラを設置して、Dub Master X(宮崎泉)さんによる貴重なダブ・ミックスも映像化。
「音楽ができるまでをのぞいてみた」初の公開収録、初のバンドVer.となるこちらの動画には、第三部のライブで実際に初披露された新曲『一本の樹木は森である』もフルサイズで収録しています!
第二部:カンファレンス「インディーシーンにおけるライブとリリースの歴史、そして未来を探る」
カンファレンス出演:
遠藤幸一(株式会社ユーケープロジェクト代表取締役)
加藤梅造(株式会社ロフトプロジェクト代表取締役)
Watusi(一般社団法人JDDA代表理事)
MC : Naz Chris
新宿LOFT、下北沢SHELTERなど、都内を中心に数多くのライブハウスを運営しているロフトプロジェクトの代表・加藤梅造さんと、下北沢を拠点にインディーレーベルとライブハウスCLUB Queを運営しているユーケープロジェクトの代表・遠藤幸一さんがゲストとして登場!
Naz Chrisさんの司会進行のもと、Watusiさんも加わって、インディーシーンのライブとリリースのこれまでとこれからについて、赤裸々に語ってくださいました。
これからのアーティスト、クリエイターはもちろん、音楽ファンの方も必見です!
(動画のBGMで流れるUK.PROJECTアーティストの名曲の数々もお楽しみください!)
■LOFT PROJECT|ロフトプロジェクト
1971年に開業したジャズ喫茶・烏山ロフトを皮切りに、荻窪ロフト、下北沢ロフト、新宿ロフトなどのライブハウスを次々に開業。1991年に開業した下北沢SHELTERはアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」に登場するライブハウス「STARRY」のモデルとしても有名に。2020年には下北沢駅至近にFlowers Loftを開業。
■UK.PROJECT|ユーケープロジェクト
1987年、知られざるもの(Unknown)を見つけることをテーマに発足したレコード会社。1990年に表参道から下北沢に移転。1994年に下北沢でライブハウスCLUB Queを開業。KUSU KUSU、餃子大王などのイカ天バンド、POTSHOTなどのスカ・パンクバンドを輩出。さらに、Syrup 16g、the telephones、レミオロメン、銀杏BOYZ、[Alexandros]、Helsinki Lambda Clubなど多種多様なバンドが傘下のレーベルからデビューし活躍し続けている。
第三部:いとうせいこう is the poet(ITP)ライブ
当日セットリスト:
1. Jazterpiece
2. Dub is
3. NO BIG POWER
4. Conquerer
5. 一本の樹木は森である(新曲) ※第一部「音楽ができるまでをのぞいてみた」動画でご覧いただけます。
6. DEAR A
第三部のITPによるライブから『Dub is』『Conquerer』『DEAR A』の三曲をフルサイズで公開!
ダブとは何か、ITPとは何か、そしてダブへの愛を高らかに宣言する感動的な『Dub is』。
第一部のダブ実践編でも一部が再現された『Conquerer』は、今回のセットリストのなかで最もダビーな楽曲の一つ。
そして、ITPの代表曲であり、フロアを踊り狂わせる『DEAR A』。失った友人たちのイニシャルを唱え、生と死に向き合ういとうせいこうさんの詩と共鳴するこの日の『DEAR A』は、15分間鳴り続けました。
さらに、開演前と終演後の貴重な楽屋トークまで収録!
ぜひゆっくりとお楽しみください!
各動画をご覧いただいて、よろしければチャンネル登録と高評価をお願いいたします。
※動画の視聴時には、ベース音などをしっかり確認できるヘッドフォンやスピーカーのご利用をオススメします。
TEXT:KENDRIX Media 編集部
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