2023年5月31日、KENDRIX YouTube公式チャンネルに新規動画を公開しました！
「ケン＆ドリーの音楽のお金と権利の話」シリーズのVol.3とVol.4で、KENDRIXが採用している「ブロックチェーン技術」と、この技術を使った「存在証明機能」をアニメーションで分かりやすく解説しています。

KENDRIXは「すべての音楽クリエイターが Creation Ecosystem に参画できる世界へ」というコンセプトで開発された、誰もが簡単に利用できる音楽の権利のDXツール。

ブロックチェーンと呼ばれる技術を用いて、いつ誰がその音楽ファイルを所有していたのか、という楽曲の存在証明を発行できるサービスを提供しています。さらに、JASRACに著作権の管理を委託する契約（信託契約）の締結や作品登録まで。これらをすべてKENDRIXで行うことができます。

「ケン＆ドリーの音楽の権利とお金の話」は、KENDRIXが解決する課題に関するナレッジを、アニメーションで分かりやすく解説するコンテンツです。

登場人物は、大学生のケンと謎の女性ドリーです。

【ケン】（左）
大学に通うかたわら、自身の音楽を自ら配信している。
音楽は好きだけど、権利のことは詳しくないし興味もないが、将来的に音楽で食べていきたいという夢がある。

【ドリー】（右）
容姿は人間だけど正体が人間かどうかは定かでない謎の女性。
ケンのような権利に興味がないクリエイターに、お金という切り口で権利についてわかりやすく教えてくれる。
「自分の権利を守るためなのだからもっとちゃんとして！」という厳しめのスタンスだが面倒見は良い。

「ケン＆ドリー」のキャラクターデザインは、デザイナー／イラストレーターの Kip さんによるものです。

【 Kip 】（キャラクターデザイン）
ソフトなタッチの人物を中心とするイラストレーターとして活動する傍ら、グラフィックデザインやプロダクトデザイン等も手がける。

（Kip さんからのコメント）
今回お話をいただいて、ケン＆ドリーのキャラクターデザインができるまで、そう多くの時間はかかりませんでした。普段お仕事をさせていただく時は、イラストのタッチから自由に提案させていただくこともよくあります。今回は事前に決まっていた設定を読み込んでいるうちに、頭の中に二人が自然に現れた感じでした。
ケンは親しみやすいどこにでもいる青年ですが、対照的にドリーは掴み所のないミステリアスな感じを出すため、八分音符の形をした通常はない髪型にしてみました。
コンテからアニメ用のイラストを起こす時も、頭の中でキャラクターたちが勝手に動いてどんどんイメージが膨らんでいき、やや暴走しつつもとても楽しみながら取り組んでいます。これからサブキャラも増やして、ケン＆ドリーの楽しい世界をどんどん広げていきたいと思っています。

いろいろな図柄をレパートリーに持つ Kip さんですが、「ケン＆ドリー」では【抜け感のある軽いタッチで見やすく、お洒落に】を意識してキャラクターデザインしていただきました。
ディレクターが作成した絵コンテから、さらに世界観を膨らませて遊び心を加えたデザインで演出してくださっています。

（「ケン＆ドリーの音楽の権利とお金の話」Vol.2の絵コンテより）

ディレクターによる絵コンテでは、ケンのバンド仲間は名前が「ショウ」と「メイ」である、ということ以外はキャラクター性が定まっておらず、バンド名も出来上がりとは異なるものでした。

（絵コンテ2番のイラストカット）

イラストカットでは、「ショウ」と「メイ」のキャラクターが以下のとおり精緻化されました。
ベースの「ショウ」は、ケンよりももっと、音楽の権利に興味がない、なんなら面倒だ、と思っているキャラクター。
ドラムの「メイ」はこのメンバーの中では一番物わかりのいい、芯のある女性像という設定です。

バスドラヘッドにオリジナルのバンドロゴが印字されているなど、細かい箇所にもこだわっています。

キャラクターボイス（CV）は、ケン役を鈴木悠伽さん、ドリー役を中山里奈さんが担当。声でキャラクターに命を吹き込んでくださっています。

【鈴木悠伽】（CV：ケン役）
イベントMC、声優、ナレーター歴10年。ハスキーで伸びのある声が特徴。明るさを前面に出す演技だけでなく、静かなポジティブ感や高揚感を演じるのも得意。

（鈴木悠伽さんからのコメント）
KENDRIXチャンネルでケンを演じさせてもらえることをすごく嬉しく思います。
ちょっぴりお茶目で音楽が大好き、友達思いなところやドリーさんと徐々に距離が近くなってるところがケンの人柄を表す部分で大好きです。
ケンのように音楽が好きで自分の作品を発信している方も、守る方法があることや守る必要があることを知らない方もいるかもしれません。
自分の身は自分で守るというように、折角大切に生み出した作品ですので大切に育てていくという意味でも存在証明ページなどの大切さについて一度チェックしてもらえたら嬉しいです。
これからもKENDRIXチャンネルを通して、著作権やブロックチェーンなど音楽にまつわる少し難しいと感じるお話も、楽しくわかりやすくみなさんに知っていただけるようにケンを演じていきたいと思います。

【中山里奈】（CV：ドリー役）
声優、ナレーター歴10年。TVやラジオCM、企業VPナレーションなど、ストレートナレーションを得意とする。声優としての演技は、おばあちゃんから子どもまで幅広く対応。

（中山里奈さんからのコメント）
著作権という言葉は知っていましたが、それをどのように登録したり証明したりするのかは知らなかったので、いつも原稿を読んでケンと一緒に学んでいます(笑)。
ドリーは妖精のような存在だと思っているので冷たい物言いやイジワルな感じを出している時もありますが、わざわざ現れてKENDRIXについて詳しく教えているところを見ると、本当は優しくて世話焼きさんなのではないかと思っています。
そんな優しい部分を表現してあげられればいいなと思っています。
私も、放っておけない人を見付けては色々教えてあげているドリーのように、隙あらば著作権や存在証明・KENDRIXについて「簡単にできるんだよ〜」と訳知り顔で説明しようと思います(笑)。これからも、世の中の皆さんに広く知ってもらえるようにドリーとして頑張っていきたいと思います。

（「ケン＆ドリーの音楽の権利とお金の話」Vol.2より。ケンがドリーの魔法により70年後にタイムスリップ！？）

鈴木さんと中山さんの声により、ケンとドリーのキャラクター像もさらに膨らみました。

例えば、中山さんのドリーは、「媚びないキャラ」の根底に、音楽クリエイターへ親身になって寄り添ってあげたい、そんな優しさが声に含まれています。
一方、鈴木さんの伸びやかな声で演じるケンは、穏やかだけど誠実な、音楽を愛する人物が表現されています。

既に公開されていたVol.1、Vol.2から、今回新たに公開されたVol.3、Vol.4まで、各話の内容を解説しながら、動画をご案内します。

Vol.1は、音楽の著作権と著作隣接権について。
KENDRIX開発のきっかけとなったクリエイターインタビューでは、チューンコアなどから受け取れる販売収益と、JASRACなどの著作権管理団体を通じて受け取れる著作権料との違いを理解しておらず、結果として、著作権料を受け取るために必要な対応が漏れてしまっているクリエイターが多くいることが分かりました。

そんな課題を解消するため、著作権と著作隣接権の違いを解説したうえで、どうすれば著作権料を受け取れるかも分かりやすく解説しています。

ケン＆ドリーの音楽の権利とお金の話 Vol.1 著作権と著作隣接権
～サブスクからもらえるお金には著作権料が含まれていない？！～

Vol.2は、バンドやユニットで活動するクリエイターに注意してほしいクレジット情報について解説。
著作者として公開するクレジット情報を、個人名（複数名の場合は連名にする）ではなく、バンド名やユニット名にしてしまうと、将来的に大きなデメリットが生じる可能性があるため、この点を詳しく解説。

ケンのバンド仲間としてショウ、メイという新キャラクターも登場。
アニメーションならではの壮大な演出を経て、ケンが損失を回避しようとするストーリーは必見です。

ケン＆ドリーの音楽の権利とお金の話 Vol.2 著作者のクレジット
～バンドやユニットで活動している方必見！クレジットの仕方で保護期間が全然違う！？～

Vol.3は、KENDRIXが採用している「ブロックチェーン技術」について。
なかなか分かりにくい技術的な特徴を、分かりやすく解説しています。
同じくブロックチェーンを活用しているNFTのしくみを理解することにも役立つ内容です。

ケン＆ドリーの音楽の権利とお金の話 Vol.3 ３分で分かるブロックチェーン
～どうして音楽の権利を守れるの？～

Vol.4は、Vol.3と続けてご覧いただきたい内容です。
KENDRIXでブロックチェーンによる存在証明を取得して活用する具体的な手順を、ケンとドリーがチュートリアル。
これを観れば、あなたもKENDRIXの存在証明マスターになれます！

ケン＆ドリーの音楽の権利とお金の話 Vol.4 KENDRIXの存在証明
～実際に楽曲を登録してみた～

これらの動画が音楽クリエイターの方々にとって、創作活動や KENDRIXを利用するヒントになれば幸いです。
ぜひ動画をご覧いただいて、よろしければチャンネル登録と高評価をお願いいたします。

次回の公開もお楽しみに！

TEXT：KENDRIX Media 編集部