ライブではどんな服を着たらいい?アーティストの服選びのコツをスタイリスト・釘宮さんに聞く
ライブやMVで、どんな服を着ればいいかわからないというアーティストは珍しくない。ファッションは、アーティストの世界観を伝える重要なツールでもあり、苦手な人にとっては悩みのタネでもある。
今回はそんなアーティストの方に向けて、音楽シーンで活躍するスタイリストの釘宮一彰さんに、衣装選びのコツを聞いていく。
ライブ映えする服、グループ内でのバランスの取り方、衣装で避けるべきポイントなど、ファッションに悩むアーティストのための実践的アドバイスが詰まったインタビューである。
釘宮一彰(Kazuaki Kugimiya)
スタイリスト。服飾専門学校卒業後、袴田能生氏に師事。2018年独立。独創性のあるスタイリングでCM、MVからCDジャケット、ファッション誌まで多岐にわたって手がける。
主な手掛けたアーティストにtele、yonawoなど。
スタイリストは「服を選ぶプロ」
――まず、スタイリストとはどういうお仕事なのでしょうか。
ひとことでいうと「服を選ぶお仕事」です。
ドラマ・映画・雑誌など、皆さんが目にするメディアに出てくる服は、ほとんどすべてスタイリストが考えています。
――仕事の流れをお聞きしたいです。
ライブなどの場合は、本番の2週間前ほどに打ち合わせをして、コンセプトや要望を確認します。
アーティストがいいと思っているもの、スタイリストがいいと思うものをすり合わせて、そこからひたすらイメージに合う服を探します。
場合によってはすでにある服をリメイクしたり、仕立て屋さんに作ったりしてもらうこともあります。
――2週間でイメージに合う服を探すのはかなりのプレッシャーに思えますが…….。
そうなんです(笑)。年中そのプレッシャーと戦っていますね。
――後ろにある服も使われるのでしょうか。
手元にある服は、一度使ったものがほとんどなんです。
新しい服を使う方がいいので、どうしても予算をおさえたいとき以外は使わないようにしてますね。
――毎回アーティストのために新しい服を選ぶのはすごいですね!
服は主にどういうところで探されているのでしょうか?
街のお店が多いですね。「こういうコンセプトならあの店がぴったりだな」というのがだいたい頭に入っているんです。
ただ、予想を上回るものにも出会いたいので、リサイクルショップや街角の知らない個人商店に行くこともあります。
――アーティストのファッションはこういうプロの仕事で支えられているんですね!
目立たせたい人の服を最初に決める
――ここからはアーティストのための服選びのコツについてお聞きしていきます。
初歩的な質問ですが、まずは服はどういう基準で選ぶべきでしょうか?
どんな人でも、服を選ぶときに一番大事なことは「似合う服にする」ことです。
服はどうしても似合う似合わないがあるので、最初から好き嫌いで選ぶのではなく「似合うものの中から好きなものを選ぶ」という意識で選ぶといいと思います。
――なるほど!複数メンバーがいるアーティストの場合、自分だけでなくグループでの統一感なども求められます。複数メンバーがいる場合、どうやって服を選ぶのがおすすめですか?
僕の場合は、フロントの人(ボーカルなどバンドでもっとも目立つ人)の服から決めています。
フロントはできるだけもとの雰囲気を引き出せる服を選び、そのうえで他のメンバーはフロントとかぶらないことを意識して選びます。
具体的にいうなら「フロントが真っ白の服だから他のメンバーは白を避ける」というイメージですね。
――確かにフロントから決める方法はテーマを反映させやすく、残りのメンバーの服も決めやすそうです。
あとは、メンバーでがっつりそろえたいなら、アイテムや色をそろえるのがわかりやすいです。
誰かを目立たせたいなら、全員を同系色にしたうえで、その人だけ素材を変えたり、明るいトーンにしたりすると調整しやすいですね。
――自分が所属しているグループの世界観と、自分の服の好みが合っていないアーティストもいると思います。グループのテイストと自分の好み、どちらを優先すべきでしょうか?
個人的には、好みを優先して自分が着たいものを着るのがいいと思いますよ。
「かっこいいロックだけど服はゆるい」とか「ロックな服でアイドル音楽をやる」とか、そういう個性がかっこよさになると思うので貫けるといいですね。
ライブは光沢のある服、MVは柄が細かくない服がおすすめ
――シチュエーションごとのおすすめの服もお聞きしたいです。まず、ライブでおすすめの服があれば教えてください。
ライブは照明があるので、光沢がある服が映えやすいです。
逆に、避けた方がいいのは動きにくい冬服ですね。
あとは人気がある程度出てくると、企業やブランドのロゴが入った服も避ける方が無難だと思います。
――同じライブでも、アイドルとロックバンドでは現場の雰囲気が異なります。音楽ジャンルごとに気をつけるべき点はありますか。
たとえば、アイドルなら汗のシミが目立たないように水色、グレーなどは避けた方がいいと思います。
バンドの場合は汗も魅力のひとつになるので、それよりは演奏しやすいことが重要だと思います。
服にこだわってパフォーマンスが落ちることが一番よくないので、動きやすさを重視して選んで欲しいですね。
――続いて、MVのときの服選びもお聞きしたいです。
MVはライブとは全然違って、監督が決めたコンセプトに合っていることが最優先になります。
それから演奏する場所も決まっていると思うので、その場所の雰囲気にも合わせた方がいいですね。
――映像ならではの注意点はありますか。
映像の場合、服の柄次第で「モアレ」と呼ばれる目がチカチカする現象が起きてしまうんです。
ギンガムチェックや千鳥柄などの細かい柄や、色のコントラストが強いストライプは避けた方がいいですね。
モアレは高い機材でもiPhoneでも関係なく発生するので、自主制作でMVを作る場合も意識した方がいいです。
――出演前にやっておくべき服のメンテナンスはありますか?
プロでもたまにあるんですが、Tシャツはハンガーにかけると絶対に跡がつくので、それは事前にアイロンで直した方がいいです。
面倒な場合は、ワイヤーハンガーではなく大きなハンガーを使って保管してください。
場所を取りますが、ハンガー跡を取る手間をはぶけます。
――ここまで読んでも服選びに自信が持てないアーティストのために、「これさえ買っておけばとりあえず安心」という服があれば教えてください!
少しダボッとしたTシャツは、どういう体型でもシルエットが作りやすくて便利だと思います。
あとは男性なら、いま僕が着ているようなシャツですね。インするときれいになるし、アウトにすると少しだらしないかっこよさを作れるので、使いやすいですね。
――とても実践的でためになります!
最後に、ファッションについての考え方についてもお聞きしたいです。ファッションにこだわりすぎると、音楽ではなくファッションで目立ってしまうのではという不安を抱えるアーティストもいると思います。音楽活動ではファッションにどれくらい比重を置くべきでしょうか?
アーティストが売れるためには、とにかく音源がいいことが大事だと思うんです。
ファッションは音楽を味付けしてくれるものなので、最初の頃はファッションは気にしすぎずでいいと思いますよ。
どのアーティストでもそうですが、人気が出てくるとプロのスタイリストがついたり、周りにアドバイスされたりして、ファッションが軌道修正されていくんです。
なので駆け出しの頃は細かいことは気にせず、着たいものを着るのが一番だと思います。
――ファッションセンスを磨きたいアーティストに向けてメッセージをお願いします。
まずは無理に気張らず、ありのままでいて欲しいです。
そのうえで、自分の体の特徴をよく知って欲しいですね。
いろんな服を着てみて、メンバーふくめた周りの意見も聞いて、自分はどういう服が似合うかを研究していけば、きっと楽しめると思いますよ。
――本日はありがとうございました!
<KENDRIX プロモーションムービー>
釘宮さんに出演者(yuya saitoさん、Lil Summerさん)のスタイリングをご担当いただきました。
TEXT:まいしろ
(プロフィール)
エンタメ分析家。データ分析やインタビューを通して、なんでもないことを真剣に調べてみた記事をたくさん書いてます。音楽と映画が特に好き!
X:https://x.com/_maishilo_
note:https://note.com/maishilo
PHOTO:雨宮透貴

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