…and music Vol.2 浜野カズシ「写真と音楽」
音楽は、単独でも何かと組み合わせても、至高の時間を提供してくれます。… and music は、さまざまなジャンルで活躍されている方に、音楽と素敵な何かとのこだわりの組み合わせを語っていただきます。音楽の新しい楽しみ方を発見していただけたら嬉しいです。
第二回目は、写真家の浜野カズシさんに「写真と音楽」をテーマにお話を伺いました。浜野さんは、マキシマム ザ ホルモンやONE OK ROCK、BLUE ENCOUNTなど、さまざまなアーティストのライブフォトグラファーとしても活躍されています。
――今年もSUMMER SONICやROCK IN JAPANなどのフェスを含め、さまざまな現場で撮影されていらっしゃいます。どのように写真を撮影するかは、すべてご自身で決められているんでしょうか?
アーティスト側からこういう風に撮ってほしいと言われたことは一度もないと思います。
基本的には、リハーサルを見ながら照明だったり演出の具合を確認して、「この場面は引きで、お客さんが盛り上がっているところも一緒に撮りたいな」といったように、だいたいのポジショニングを考えたりしますが、本番ではその場のノリで動くことも多いですね。
自分の撮影時のジンクスなんですけど、いろいろと決めすぎるとつまらない写真になってしまうんです。「曲調と照明の感じを考えて、こうして撮るといいよね」と思って撮影した写真を見ると、「まぁそうなるよなぁ…」と思ってしまうので。そういう写真よりは、「ちょっと間違えたところから撮っちゃったけど、意外といい感じに撮れたな」という写真の方が好きだったりします。
マキシマム ザ ホルモン(2014.08.02)
撮影:浜野カズシ
アーティストと近い場面で間違えて望遠レンズを手に取ってしまって撮れた写真
――ライブの前の予習も、あまりされないのですか?
アーティストさんには申し訳ないけど、音楽的な予習はあんまりしないですね…。
音源で聞いたとしても、ステージの状況やアーティスト本人がどういう感情をもっているかはわからないので、予習して臨むよりは、リハーサルをガッツリ見るようにしています。
リハーサルを見るのは必須というわけではないんですけど、自分自身が本番に向けて気持ちをチューニングできるのもいいです。
――ライブ撮影では、カメラは何を使っていますか?こだわりがあれば教えてください。
NikonのZ6Ⅱと、NikonのZ8をよく使ってます。ミラーレスカメラですね。
昔、結婚式とか学校の記念写真をプリントしてアルバムにする会社でバイトをしていたんですけど、その会社にはNikonを使う人もいればCanonを使う人もいて、じっくり比べることができたんですよ。
当時の技術では仕方ないんですけど、どうしてもデジタルカメラで撮った写真は光が強すぎちゃうというか、「デジタルだな〜」という感じが強かったんです。そんななかで新しく出てきたNikonのD3というカメラは、フィルム感があるというか発色が自然な感じで自分の好みで、「デジタルカメラでこんな風に撮れるんだ」と思ってからは意識してNikonを使うようになりました。
Nikon D3にて撮影(2010.06.02)
撮影:浜野カズシ
――Nikonを使い始めてからも、いろいろな機材を比べたりはされますか?
基本的に光を柔らかく撮れるほうが好みではありますが、機材に対してそこまで強いこだわりは持っていないというか…。
カメラそのものが好きで、突き詰めてこだわる人は、専門用語でいうところの色収差だとか歪み具合だとか、クオリティの部分でこだわるところがたくさんあると思うんですけど、自分はリュックに収まるコンパクトさ、これ1つで何でもできる、みたいな機能性で選びます。旅行する人が使うような、1本で広角も望遠もできるレンズとか。それはそれでこだわりなのかもしれないです。もちろん、どうしてもクオリティ的に劣ってしまうところもあるんですけど、1本で色々できる方が良いじゃんとは思いますね。
ライブ写真は何よりもシャッターチャンスを逃さないことが大事なので。
よく、アーティストがライブ中にジャンプしたりとかあるじゃないですか。それをめちゃくちゃ綺麗に歪みなく撮るより、絶対にその場面を逃さないことの方が重要だと思います。カメラを持ち替えたりレンズを交換する数秒の動作でその場面を逃してしまうかもしれないですし…。
自分はカメラを3台、レンズは予備を含めて4本持っていくことが多いですが、基本的にレンズを変えることはしてなくて、毎回全部のカメラを使うとも限らないです。でも、アーティストによってはオールドレンズでフィルム感を出したいなって思うこともあるので、そういう時はレンズを付け替えることもあります。
ONE OK ROCK(2020.01.09)
撮影:浜野カズシ
――当たり前なのかもしれませんが、シャッターチャンスを逃さないというのは大変そうですね。
いや、そんなことはないですよ。
基本的にはかっこいい人たちがステージ上でかっこいいパフォーマンスをしてくれるので、かっこいい写真が撮れるというか(笑)。
自分でかっこよさを作り出すんじゃなくて、最初からかっこいいものがあって、そのかっこよさが一番高まっているところを、いかによりよく撮るかだから、そこまで大変じゃないと思います。
ライブ写真は目の前に出てきたものに対して自分が手を加えることはできないけど、その中で一番いい角度とか表現を探すことができるのは楽しいです。
――ライブ以外のお仕事では、どんな写真を撮られますか?
珍しい現場だと、スポーツシューズのプロモーションビデオを撮影している横でスチール撮影をするという仕事がありました。モデルのお一人にONE OK ROCKのTakaさんがいらっしゃって、普段ライブで写真撮影をしているご縁で呼んでもらえて。
動画も一回だけやってみたことがあるんですけど、写真とは全然プロセスが違いました。絵を撮るという部分は似ていても、撮影後の編集だったり、そもそも動画を撮る前の企画段階でゼロからイチを創るというか、物語を生み出すことが苦手なんですよね。
ライブ写真は目の前に完成されたかっこいいものがあるから撮れる。同じ写真でも、ポートレートだと照明の具合やポージングを指定して、かっこよさを自分で創り上げる工程があるからちょっと苦手…みたいな。声をかけてポーズとかを変えてもらってたら、その人本来の良さをなくしてしまうんじゃないかという恐怖もあって、結局は「どうぞご自由に…」ってなっちゃいます。
アーティスト写真を撮らせてもらうこともありますが、その時も音楽性やコンセプトを含めて表現するのはちょっとハードルが高いし、個人的にもストレートな表現を好むというか、それしか手立てがないので、シンプルに写真としていいものを撮りたいなと思っています。
――浜野さんのライブ写真では、照明の光や色味が印象的な写真が多いですよね。このような表現をするきっかけはあったんでしょうか?
技術的なところは、ファッション雑誌のポートレート撮影で見て知ったと思います。ライブの動画でもそういう表現がよく使われていたので、自分もライブ写真で試してみたら、めちゃくちゃいいじゃん!って気づいて、撮るようになりました。
ライブ写真だと、色の彩度はバキバキに強くしたものが多いです。自分が好きなのもあるんですけど、ライブで柔らかめの写真だとしっくりこないというか、違和感を感じてしまうというか…。「柔らかく撮りましたよ~」って狙いすぎている感じですかね。バキバキに補正することで一番光が美しく見えると思っています。
どうしてこういう質感を出すのかと聞かれると、それがいいと思うからという言葉しか出てこないです。
上京して写真を撮ろうと思ったきっかけは森山大道さんという写真家の作品に触れたことなんですけど、森山さんはすごくバキバキの質感のモノクロ写真を撮るんですよ。それがかっこいい写真っていうのが自分の根底にあって、そこから出発しているからそうなるのかもしれません。
動画であの彩度やコントラストの表現をするとやりすぎになってしまうのが、写真だったら意外と素直に見ることができるんですよね。それも写真のよさなんだと思います。
ENFANTS(2024.03.10)
撮影:浜野カズシ
撮影の技法とかは、知り合いのカメラマンに感化されて試してみることが結構あります。
RADWIMPSのライブを撮っているヤオタケシというフォトグラファーがいるんですけど、彼から二重露光で撮った写真を見せてもらったことがあります。それまで自分は、二重露光ってなんだか難しそうだなぁと思い試してもいなかったんですよ。でも実際にヤオさんの二重露光で撮った写真を見てみたら、こんな表現ができるならやってみたいと思って、早速取り入れてみました。
人の手法をまねるという言い方はよくないのかもしれないけど、入口がまねでも出力の仕方は個人によって全然違うと思っているので、積極的に取り入れるようにしています。自分よりも全然若いカメラマンから、新しい情報を教えてもらって試したりもします。
カメラって、シャッターボタン半押しでフォーカスを定めるじゃないですか。それが最近のカメラだとシャッターボタンとは別に親指で操作するフォーカス用のボタンがあったりするんですよ。最初聞いたときは、いや半押しでいいじゃん、と思ったんですけど、試してみたらこれが意外とよかったり(笑)。
新しいものを取り入れるのには全然抵抗がないですね。
――今年の7月から8月にかけては、ご自身初の個展「equivalent」も開かれました。個展のタイトルには、どんな意味があるんでしょうか?
「equivalent」は「等価」という意味です。
ライブ写真は、その辺で撮った風景写真よりも価値が高いと思われているように感じることがあるんです。もちろんそれが悪いことでは全くないのですが、自分の中ではどちらも同じくらいの感情で撮っているものだから価値は同じだよっていう気持ちで付けました。
自分の写真に関する価値観を示すみたいな、そういう目的もあったかもしれないです。
もちろん、ライブ写真をメインでやっているし、そっちの方が人気があるのは当然だとは思います。自分を知ってもらう入り口でもあるので。それでも「アーティストのライブ写真目当てで来たけど、風景写真もなんかいいですね」くらいの気持ちになってくれたらうれしいなと。
よく「プロが撮る写真と私みたいな素人が撮る写真では…」という方がいるじゃないですか。そりゃあ自分は写真でお金をもらっているし、見た目のいい写真を撮るのは当たり前ではあるから、社会的な価値は違っちゃうかもしれないけど、感情的な価値は誰が撮っても同じなんじゃないかなと思います。
個展での配置もそういうことを意識して決めました。
アーティストが神々しくも見えるバキバキのライブ写真の隣に、何でもないような柔らかい風景写真が来ても、その対比が面白いと思うし、見に来てくれた人にもその対比を楽しんでもらえたらなと。
撮影:浜野カズシ
――個展では「露光」というシリーズの写真も展示されていて、普段見ることがないような印象に残る写真がたくさんありました。
「露光」を大雑把に説明すると、光をフィルムに当てることで、光自体を表現してる作品のシリーズをこの名前にしました。「光」っていうとなんだかかっこつけすぎている感じがあったので(笑)。
ライブハウスの照明だったり、光が当たっている何かを狙って、長時間露光をかけてシャッターを押します。
自然光か照明の光で質感とか表情が全然違うし、同じライブハウスの照明でも、機材によって明るさや柔らかさが違うんですよね。試してみたらいろんな表情の写真が撮れたので、シリーズとしてやってみようかなと思って始めました。
撮影:浜野カズシ
――「露光」以外で写真にタイトルを付けたりしますか?
タイトルを付けるのは苦手ですね~。個展のタイトルは付けなきゃいけないから、普段思っていることをタイトルにしましたけど、写真に対しては、見方を誘導したくないというか。
(手元にある水のペットボトルを見て)例えば、この水に反射している光を撮って「光」というタイトルを付けたら、光が重要なんだと思わせちゃうんじゃないかなって。タイトルを付けることによって、作品自体ではくみ取れないことをくみ取ってもらうという意味もあるとは思うんですけど、見方を限定した結果他のことを見落としちゃうかもしれないと思うと、タイトルは付けられないです。
なるべく自由に、先入観を持たずに見てほしいです。
――風景写真は、お仕事とは別に普段から撮られているんですか?
そうですね。とはいっても、写真を撮るために出かけることはなくて、何かのついでに撮ることが多いです。ライブの撮影で地方に行くことがけっこうあるので、近くを散歩して撮る、ホテルの部屋で外を眺めて撮る、ホテルのロビーにいい感じの光が入っていたから撮る、みたいな。
対象物は石でも木でも何でも良くて、撮りたいって気持ちが自然に沸いてきたものを撮ります。
何がいいかわからないけど、いいと思ったからいいんだという、感情優先ですね。
撮影:浜野カズシ
だからなのか、観光地とかでは全然撮れないんですよ。
富士山とかをちゃんと撮ってる人って、すごいなって思います。今までいろんな人が撮ってきたものを被写体にして同じ土俵に立つことができない。新幹線の車窓から軽い気持ちで撮るなら全然撮りますよ。でも腰を据えてちゃんと撮るとなったら難しいと思います。写真を撮ったとしても「富士山の写真だ」と思われると負けっていうか、そういう入り方になると何かモヤモヤしてしまいますね。名称を付けられたくないっていう気持ちがあって、それがタイトルを付けるのが苦手なことに繋がっているのかもしれないです。
――普段はスマホで撮ることも?
スマホでも撮れるじゃん!って意識したときはありました。すぐに取り出せて便利だから、子どもの写真はスマホで撮りますけど、普段写真を撮るときはRICOHのGRⅡっていう小さいデジタルカメラで、かれこれ3年くらいは使っています。展示していた風景写真も、ほとんどこれで撮影したものです。
スマホの方がコンパクトで便利ではあるんですけど、撮るたびにカシャって音がするじゃないですか。それで何か妨げられるというか…そんな感じがあって。仮に音が鳴らないとしても、スマホのアルバムから写真を取り出すことを考えるとちょっと…と思ってしまいます。日々のメモ代わりにスマホで撮った写真の中に、自分がいいと思って撮った風景の写真を紛れ込ませたくないのかな…。そんな考え方しなくていいんですけど、それもこだわりなんですかね。
機能的には全然いいと思います。自分の中でも、スマホで撮った写真をInstagramに投稿することが流行った時期がありました。ほんとに一瞬で過ぎ去りましたけど…。
多分、性に合ってないのかもしれません。自分の中で再流行したら、スマホでちゃんと撮ることもあると思います。
――初めての個展の感想をお聞かせいただきたいです!
以前、自分が通っていた飲み屋の常連さんたちに向けた展示はしたことがあったんですけど、大勢の人に向けて展示するのは本当に初めてでした。
写真展って、アーティストでいうところのライブみたいな感覚があります。以前は身内での発表会だったのが、今回はちゃんと企画をして、ライブハウスを借りて開催して、やっと舞台に立てたという感じです。
これまでは自分が撮った写真が評論の的になることは無かったんですよ。ライブフォトグラファーは裏方の人間ですし、アーティストあってのライブ写真なので、写真がいいと思ってくれていても、わざわざ伝えはしないですよね。でも個人的には、この写真がいい、こっちは微妙とか言われたいと思っていました。
だから今回の写真展で、お客さんからいろんな感想を聞けたのは良かったですね。
自分のライブ写真の感想で、「音が聞こえてくる」と言ってくれる方がいます。
個人的にはライブ写真には音がないのがいいところだと思っていたから、やっぱりそういう見方もあるんだ、とあらためて新鮮な感覚でした。
自分の考えの軸にあるのが写真だから、写真を見て音が聞こえてもいいし、聞こえなくてもいいと思っています。でも写真を見てくれる人は、その時のライブを思い出してくれてるのかもしれないですよね。
今回のお話をいただいたときに音楽と写真の共通項って何だろうと考えたんですけど、どちらも記憶を呼び起こしてくれるものだなと。
ライブ写真を見てライブを思い出すように、音楽でも追体験ができるというか。
数年前、ヨーロッパのツアーに参加したときにトラブルがありまして…。団体で行動してたんですけど、自分がいたグループは電車を乗り過ごしちゃったんですよ。最終的には無事合流できたものの、国を跨ぐような電車ですぐ降りられる訳でもなかったから、すごく焦ったことをめちゃくちゃ覚えています。
そのときに聴いてた音楽を聴くと、今でも合流できた安堵感とか、大変だったな、という気持ちを思い出します。感情を呼び起こす力としては、写真よりも音楽の方が強いですね。いいことも悪いことも、強制的に風景が見えてくる感じ。
撮影:浜野カズシ
ヨーロッパツアーにてトラブル後に無事合流できた列車の車窓から。
このとき青葉市子のアルバム「剃刀乙女」を聞いていたのでこのアルバムを聞くと車窓からの景色を思い出す。
個展には、「equivalent」というタイトルを付けはしましたが、何かをくみ取ってもらいたいというよりは、写真を見てもよくわからないくらいの感覚がちょうどいいんじゃないかなと思った部分がありました。そもそも、写真の1枚1枚に意味合いがあるわけでもないですし、ただ純粋に写真の対比だったり展示の空間を楽しんでもらえたらと思っていたので。
それが意外と、写真を見て「よくわからないですけど、この写真なんかいいですね」と言ってくれた人がいたんです。自分も「わからないけどいい」という気持ちで撮った写真だったので、共感してもらえたのは素直に嬉しかったですし、「わからないけどいい」というのが共通言語になるんだと感動しました。でもその反面、ちょっと悔しい気持ちも(笑)。
簡単にわかられるのが嫌といいますか…。その人の範疇に入っているよりは、それを超えていきたいと思っているんです。
撮影:浜野カズシ
写真展で意外と好評だったわかりづらいけどいい写真。
――今後も展示会などの活動は考えていらっしゃいますか?
上京したときの目標が自分の写真集をつくることだったので、いつか写真集を作りたいと思っています。
実は以前、個人的に撮った写真をまとめただけのものを作って販売したことがあるんですけど、本当にただまとめただけなので、目標としている写真集とは違うものなんですよね。なのでまだ目標を達成はできていない気がしてます。出版社から出さなきゃとかではなく、まだ自分の中でもどういう写真集を作るか探っている状態です。
今回の個展でようやく舞台に立って、自分はどういう表現ができているのか、どれくらいの力量があるのかを人に見てもらえたのはすごく良かったので、表現の場として、個展もまたできればいいなと思っています。
――次回の個展、そして写真集、すごくたのしみです!
最後に、「写真と音楽」というテーマで、浜野カズシさんおすすめの1枚をご紹介いただきました!
AOKI takamasa & Tujiko Noriko「28」
(浜野さんによる推薦コメント)
「個展「equivalent」の会場で流していたアルバムです。音楽も含めて個展会場なのでどうしてもこだわりたくて、いろいろなアンビエント系の音楽を聞いていたんですけど、このアルバムが一番しっくりきました。写真の中にもっと入り込める感じがします。」
浜野カズシ
1985年生まれ、岡山県出身の写真家。
ONE OK ROCKやマキシマム ザ ホルモンをはじめ、多くのアーティストのライブ写真やアーティスト写真を手掛けている。
X(旧Twitter) @hamanokazushi
Instagram @hamanokazushi
TEXT:KENDRIX Media 編集部
PHOTO(浜野さん提供写真以外):雨宮透貴
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